![]() |
雲南省昆明市の日本語学習学生来日支援のために 2017年4月8日 彩雲基金代表 増田隆之 |
---|
昆明の日本語学習者来日支援のための
「彩雲基金」設立に関する趣意書
藤沢市と昆明市が、聶耳先生の逝去の地と誕生の地というご縁で友好都市になって、36年になります。友好都市提携五周年の1986年に、昆明市に昆明市と藤沢市民が協力し友好の拠点「藤沢昆明友誼館」を建設しました。
十五周年事業として1997年から五年間日本から講師を派遣して日本語教室と日本図書閲覧室を開設しました。友誼館で日本語を学んだ修了生は1999年と、2003年の二度に分け来日し、自らの目で日本を見、日本での生活を体験し日本語学習において大きな成果をあげ、その後の両市市民交流の基礎を築きました。
このように藤沢市と昆明市の友好活動が着実に発展している中、2005年8月から2006年11月まで、湘南日本中国友好協会の副理事長鈴木三枝子さんが雲南大学の日本語講師として赴任。大学で日本語を教える傍ら、昆明市、同市在住日本人と共に友誼館で毎週友好活動を行い、日本語教室、日本語会話サロン、音楽会、講演会、日本国際交流基金の日本文化祭、雲南大学での討論会など多彩な友好活動を展開しました。
2006年10月この活動が高く評価され、雲南省から鈴木さんに「彩雲奨」と賞金一万元が授与されました。「彩雲奨」は、経済界、学術界、教育界など様々な分野で雲南省に貢献した外国人専門家に贈られる賞で、大変栄誉ある賞です。鈴木さんがこの賞金一万元を、昆明で日本語を学んでいる人に役立ててほしいと拠出され、基金を設立することにし、基金の名に「彩雲」の二文字を冠し「彩雲基金」と命名しました。
現在昆明市には雲南大学、雲南師範大学、雲南大学テン池学院、雲南大学旅遊文化学院、雲南師範大学文理学院、雲南民族大学、雲南旅遊職業学院などで日本語を学んでいる学生がいます。彼らを対象に昆明で毎年日本語スピーチコンテストを開催し、その優勝者を基金が一週間程度日本に招待します。将来の日中友好を担うのは若者です。彼らが来日し、自分の目で日本を見ることは、日中両国の将来において
極めて有意義なことです。
この事業を5ヶ年毎の計画とし、5年ごとに継続を検討して現在2期目です。毎年の目標額は50万円(日本研修費用)で募金活動を進めています。つきましては、以上の趣旨により多くの皆様のご賛同とご協力を得て、この事業を推進することができれば、藤沢と昆明の友好の歴史に新たな一ページを加えることができると信じます。私共の真意をお汲み取りいただき、絶大なるご支援を賜りたく、謹んでお願い申し上げます。
「彩雲基金」役員(2019年現在)
代 表 | 増田 隆之 (藤沢商工会議所会頭) |
---|---|
副代表 | 柳田 秀憲 (湘南日本中国友好協会会長、藤沢市議会議員) |
理 事 | 大縫 光宏 (湘南日本中国友好協会副会長、藤沢市体育協会顧問) |
葉山 水樹 (湘南日本中国友好協顧問、弁護士、日中法律家交流協会副会長) | |
春名 康夫 (湘南日本中国友好協会顧問) | |
堀 由紀子 (新江ノ島水族館名誉館長) | |
事務局長 | 上野 篤志 (湘南日本中国友好協会理事長) |
会 計 | 岡部 初子 (湘南日本中国友好協会理事) |
顧 問 | 鈴木 恒夫 (藤沢市長、湘南日本中国友好協会顧問) |
監 事 | 林 雄一郎 (湘南日本中国友好協会監事) |
平野 芳郎 (湘南日本中国友好協会監事) |
彩雲基金募金受付中です
口座 | 横浜銀行辻堂支店(普通預金)1603294「彩雲基金会計岡部初子」 ゆうちょ銀行 00230‐2‐47875「彩雲基金」 |
---|---|
募金額 | 法人 一口一万円 個人 一口千円(原則三口以上) |
彩雲基金活動予定と経過
2018年7月 | 第9回日本研修旅行実施 |
---|---|
2018年4月 | 第9回日本語スピーチコンテスト開催 4月14日 雲南民族大学 |
2017年7月 | 第8回日本研修旅行実施 |
2017年6月 | 第8回日本語スピーチコンテスト開催 4月15日 雲南民族大学 |
2016年4月 | 彩雲基金7年の歩み |